2017年06月20日

房総半島・レトロ駅舎巡り その五

次なる駅舎はお隣の太海駅です。
「ふとうみ」かと思いきや「ふとみ」と発音します。

江見駅と同じ外観の改札口から切妻屋根が突き出ている外房らしい木造駅舎です。
改札口から出て駅名の看板を見上げると、なんと昔ながらの電燈とホーロー引き看板で、目がくぎ付け状態になりました。

駅前広場にはソテツやシュロの樹も植えられていていい感じ・・・雲が出てきて薄日になってしまったけれどスケッチを始めました。 

少し上がったところにある駅前広場から右に降りてゆくスロープを下ると小さな太海の集落を縫う細い旧道にでます。
たしか隣駅の安房鴨川駅も昔ながらの味ある駅舎だったはず、と思って訪れる予定でいたのですが、駅前で客待ちしていたタクシーの運転手さんに今はリニューアルされたことを知らされ、ちょっとがっかり。
まあそれならと商店が点在する太海の旧道をぷらぷら散歩することにしました。

海に近い集落の中の曲がり道を歩いていると、ふと小学3、4年生の夏休み、臨海学校で二泊三日で行った楽しかった「岩井海岸」での思い出が蘇ってきました。

もうすっかり変わってしまっただろうなあ、それとも今でも当時の面影に出会えるだろうか・・・と急に岩井の町が気になりだし、駅へと急いだのでした。


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  JR東日本 内房線 太海駅




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2017年06月17日

房総半島・レトロ駅舎巡り その四

保田の駅からまた列車に乗車・・・次の駅、安房勝山も木造のレトロ駅舎ですが、館山よりもっと先により魅力的な駅舎があるので、まずはそこにめがけて列車を乗り継ぐことにしました。

地理的に言えば館山を過ぎて千歳駅ぐらいまで来るともう外房なのですが、内房線は外房線とつながる安房鴨川駅まで続きます。
車窓の大海原は太平洋、内房の海とはまったく光りも風も雰囲気も違ってくるのがわかります。

館山での乗り継ぎ時間もあって1時間半かかって下車したのが、お目当ての江見駅です。
改札口から駅の外に出て振り返ると、すばらしい木造駅舎と対面することが出来ました。
背後の八幡山のふもとにはシュロの木もちらほらあって南国らしい穏やかな雰囲気です。

そんな空気に浸りながら、駅舎の改札口外にあるベンチで次の列車を待つのも「なんと贅沢な時間なのだろうか」と思えました。

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  JR東日本 内房線 江見駅




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2017年06月10日

房総半島・レトロ駅舎巡り その三

JR内房線・浜金谷駅周辺は東京湾フェリーの発着場があるためでしょうか人家も多く、駅近くを通る昔からある細くくねくねした生活道路には商店もあって、ぶらぶら散歩が楽しめます。

途中、小さな肉屋さんの店先に並ぶおいしそうなお惣菜が目に入りました。
その日の朝食は早かったのでおなかが空いていたのを口実に、コロッケと串にさした鶏のから揚げを買ってしまいました。
歩きながら食べるなんて小さかった頃は母に叱られたものですが、今日だけは・・・天国にいる母には多目に見てもらうことにしましょう!


前置きが長くなってしまいましたが、浜金谷の次の駅が保田です。
この駅も同じような造りの木のレトロな駅舎で、浜金谷駅と同様に水色基調に塗られた駅舎が魅力的です。

保田にはけっこう大きな漁港があります。
実は保田駅で下車した理由は「レトロ駅舎」もありましたが、国道沿いにある漁業協同組合直営の「お食事処」へ行きたかったのが半々の理由でした。
「ばんや」という大きなお食事処、かなり知られているので週末になると駐車場には東京や他県と遠くからのクルマでいっぱいになるそうです。
平日でも昼時は混むと聞いていたので、早めに食事することにしました。

その日に漁港に水揚げされた新鮮な地魚の厚切り切り身が寿司ネタの「ばんや寿司」も魅力的なのですが、迷った末??イカの「かき揚げ丼」を頼みました。
イカも大好物の中のひとつで、プリプリのイカが入ったかき揚げ丼はボリュームたっぷりで大正解!!大満足な食事となりました。
食べ終わると他の人の食べているものも気になるものです。
周りをキョロキョロ・・・さしみ定食に天ぷら盛り合わせ、焼き魚定食やキンメなど煮魚定食も気をそそわれました。


外のベンチでしばらく心地よい潮風を感じながら休憩していましたが、時計を見ると列車の時間が迫ってきています。
新たなるレトロ駅舎を求めて保田駅に戻ることにしました。


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  JR東日本 内房線 保田駅




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2017年06月02日

房総半島・レトロ駅舎巡り その二

「その一」の続きが滞ってしまいましたが、パソコン内臓のハードディスクに不具合が起きて手付かず状態だったのでした。
というわけで、今回は「その一」でスケッチを載せた「浜金谷」駅までのお話です。


乗り間違えた?京葉線は越中島駅を過ぎたあたりから「グイーッ」と右カーブを上がりながら地上に出て、一気に高架線まで上り続けます。
その様はあたかも(体験したことはないけれど)潜水艦が海面に急浮上し飛び上がるような・・・そんなスローモーションな光景を連想してしまうのですが、そんなことを連想するのも私だけか?
美しく表現するなら「イルカのジャンプ」と言ったら共感してもらえるでしょうか。

潮見を過ぎて新木場から広がる東京湾が見えてくると居ても経っても居られず席を立ってドア付近に陣取ります。
舞浜はさすが平日でも乗降客が多いのはディズニーランドの最寄り駅だからです。
そう言えばディズニーランドにはいまだかつて行ったことがありません。
私にとっては「日本一高い富士山に登ったことがない」のと同じ感覚でいるのですが・・・でも東京タワーには上ったことがあります!・・・とまあ考えてみればそれもどうでもいいことでした。
内房線と合流する蘇我駅まで車窓から見える平和な海をずっと眺めていました。

蘇我駅から内房線の普通列車への乗り換えで気分は俄然中学生の頃の遠足モードに・・・しかし時は流れ、時代も変わりました。
20、30年前ぐらいならこの辺りから情緒豊かな木造駅舎ばかりだっただろうと思うのですが、人口の増加、駅舎の老朽化もあり残念ながら新しい駅舎、駅前広場に変わってしまったのも理解できるのです。


そんなこんなで最初に下車してホームに降り立ったのが「浜金谷」駅です。
開業は大正5年(1916年)、跨線橋は新しいですが駅舎は昔のままの木造で海沿いの駅のローカル感漂います。
長い間木造の木のままの色の駅舎でしたが、近年になって瓦屋根も壁も水色に塗り替えられたそうです。
しかしそんな水色が返って房総らしい明るく強い夏の日差しによく似合っていると思いました。

近くには景勝地の「鋸山」があり、東京湾、三浦半島、遠くは富士山までも一望できる展望台にロープウェーで行くことができます。
そして最寄りの金谷港から東京湾フェリーが就航していて、対岸の三浦半島、久里浜に渡れるのです。
そんな短い船旅ができるのも旅心をくすぐります。


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2017年05月24日

房総半島・レトロ駅舎巡り その一

久しぶりにレトロ駅舎巡りでもしたい気持ちになって、南房総へ出かけてきました。

出かける前にネットで予習してみると、房総半島にはレトロ駅舎が多数健在なのがわかりました。
ちょっと強行軍ですが、日帰りさんぽ旅気分で朝早く出発です。

小田急線で新宿に出てからJRに乗り換えて東京駅に到着。
そこから総武線快速に乗るわけですが、メガステーション東京駅も久しぶり、行き交うすごい人人人の中で迷子状態に・・・総武線快速は丸の内側の地下奥底にあってちょっとわかりにくいのです。
それにしても道に迷うなんて、あー自分が情けない・・・東京駅を甘く見ていました。

やっとこさでたどり着いたホームで案内表示板を確かめると、「京葉線」の表示にまたまた???
ディパックから「旅の手帖」付録の青春18きっぷ・全国鉄道路線図を取り出してホームのベンチでしばしにらめっこです。
そのまま「京葉線」の列車に乗り込んで蘇我まで出て、そこから内房線に乗り換えればよいことが判明しました。

迷い込んでしまった京葉線のホームでしたが結果オーライということで・・・「めでたしめでたし!」となったのでした。


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 JR東日本 内房線 浜金谷駅






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2016年07月02日

神奈川・レトロ駅舎巡り その四

空は曇りがちながらお日様が出るような天気になったので、今日は自転車で往復40キロほどポタリングしてきました。

今日のお目当てのレトロ駅舎は JR相模線 の社家駅と倉見駅。
JR相模線は東海道線の茅ヶ崎から北へ横浜線の橋本まで延びる単線のローカル線です。

駅舎は社家駅と倉見駅はまったく同じ構造のコンクリート造りで一見古くなさそうにも見えるのですが、二つの駅ともなんと開業は関東大震災直後の大正15年(1926)と古く、倉見駅では歴史案内板に開業当時の写真があり、今とまったく変わっていない外観にしばし見入ってしまいました。
コンクリート造りなのは開業当時の相模鉄道が砂利事業をしていたことが関係しているようです。

どちらの駅とも今年2月に無人駅になり、券配窓口も今は板でふさがれてしまいました。
倉見駅では一人のおばさんが自動券売機の前でインターフォンでなにやら話していたのですが、どうやら茅ヶ崎駅の駅員室に繫がっているようで問い合わせができるようになっていました。

それにしても今日は気温が高く、それにもましてムシムシするので汗かきの私としてはちょっとバテぎみ・・・帰り道にカキ氷の旗がたなびくお菓子屋さんが目に入り、緊急退避です。
いやー!やっぱり暑い日はなんといってもカキ氷!!といっきに体中にしみいる冷たい感覚が最高でした。

熱中症には気をつけたいですね。


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  JR東日本 相模線 倉見駅




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2016年06月24日

神奈川・レトロ駅舎巡り その三 車両編

さて気になっていた御殿場線を走る列車ですが、調べてみると 313系 と呼ばれる電車でした。
ほかの路線では東海道線、関西本線、富士と甲府を結ぶ身延線で活躍している近郊型電車でJR東海管内では馴染み深い電車です。

運転席の大きなフロントウィンドーが側面まで回りこんだ、かつての東海道線の電車にも通じる表情豊かなフロントビューが特徴的で、ほかの近郊型電車や通勤電車のような無表情なそれよりだんぜん好きなデザインです。
またステンレス車両なのですが先頭車両と最後尾車両の運転席と車掌室の部分だけアイボリーに塗られていて、全車両の側面を流れるオレンジ色の帯とともによい配色です。

帰りの松田駅ではJR東海の特徴的なベージュ色のダブルのスーツの制服の車掌さんにも出会えて、なにか得した気分の近場の一日旅さんぽとなりました。


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  JR東海 御殿場線 松田駅にて




★お知らせ
東京駅と街がつながるフリーマガジン「東京エキマチ」vol,7 に商店イラストが掲載されました。
ウェブサイトから「ビル街に残る一軒家の店」のイラスト記事が PDF ダウンロードできます。

TOKYO STATION CITY 東京エキマチ




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2016年06月22日

神奈川・レトロ駅舎巡り その三

日をあらためて出かけた先はJR御殿場線の山北駅です。


小田急線に乗って新松田まで行き、そこで連絡するJR御殿場線の松田駅で乗り換えます。
松田駅もけっこうレトロな駅舎だと記憶していたのですが、いつの間にかにリニューアルされ驚いてしまいました。

御殿場線のホームでしばし列車が来るのを待ちます。
「待たされる」ということは嫌なものなのですが、時間にせかされないさんぽ旅ならば楽しむことさえできてしまうのは不思議です。

そうしていると国府津方面から列車がやってきました。
側面まで回り込んだフロントウィンドーの見慣れないオレンジ色の帯の列車に、あれっ?どこかで見かけたような列車だ??と、しばらくきょとんと近づいてくるのを見ていました。
次の瞬間、東海道線をローカル列車を乗り継いで愛知まで旅した、あのときに乗った列車と同じ車両だと気がつきました。

こんな身近なところでの思わぬ出会いに、しばらくぶりに友だちと再会できたかのようなちょっとうれしい気持ちになりました。
でもなぜ神奈川にJR東海の列車が?・・・ふと見たオレンジ色の駅名の看板に「JR東海」の文字を見つけ、御殿場線がJR東海の路線だということをはじめて知ったのでした。


たった二両編成の列車に乗り込み松田駅から二つ目の山北駅に着きました。
今は寂れてしまったけれども、蒸気機関車黄金時代は御殿場に向かう手前の重要な車両基地でした。
御殿場までの急勾配を重連の蒸気機関車が客車を引いて上っていったそうです。

駅舎は昔の面影を残す木造で、山間の駅らしくこげ茶色になった木地がとてもいい感じです。
早川駅と同じく朱色の丸ポストが印象的でした。
広々した駅前広場、そして今も残るレトロな商店とともにかつて街の賑わいを想像しながら駅の周りを歩きます。

線路脇に続く桜並木の木漏れ日のなかの道は気持ちよく、湧き水の流れる水路を横目に駅まで戻ってきました。
あとで知ったのですが、ここは桜の咲く4月は絶好の撮影ポイントで、大勢の人がカメラを据え賑わうそうです。



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  JR東海 御殿場線 山北駅




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