2016年09月18日

大衆酒場

アルコールに弱いのはわかっている私ですが、薄暗くなり始めた夕方の下町に灯りはじめる赤提灯のある店の風景にはなぜか心引かれるものがあるです。

やはり生ビールの最初ののど越し気分はなにか格別のご褒美のような瞬間です。
一ヶ月に一回ぐらいしか酒場に行きませんが、店内の雰囲気と最初ののどごし気分を求めてたまに暖簾をくぐります。
わかってきたのは自分自身が楽しめるアルコールの量は大ジョッキの生ビール一杯がちょうどいいということでした。
適量がわかってきたからこそ、マイペースにいい状態で飲みながら店の出すつまみも楽しめるようになったように思えます。

いままで飲み会では自分の適量もわからずに飲み、失敗もずいぶんしてしまいました。
今月は私の誕生月、年を重ね最近思うことは今の自分を見つめ己を知ること・・・
なにができて、それはどれぐらいできるのか、そしてどのくらいがちょうどいいのか、見失ってしまいそうな今の自分を認識自覚することがさらなるチャレンジにとって大事なことではないかと筋トレをしながら思うのでした。


スケッチは以前連れられて知った江東区の常盤の「魚三酒場」です。
さしみなど鮮魚のつまみはさすがに揃っていておいしく、それに合わせてアルコール類もビールに日本酒がメインなようです。
また二連のコの字配置の細長いカウンター席も居心地がよいです。
門前仲町にもあるのですが、こちらの方が好みです。

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   江東区常盤 「魚三酒場」




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2016年09月14日

築地場内市場散策・魚河岸中卸業者売場 その五

今たいへん問題になっている豊洲への中央卸売市場の移転・・・ずさんな開発計画が今になってあきらかになってきました。


築地市場はシステム的には現時点でもたいへんうまく機能しているのではないでしょうか。
たぶんそこで働く人たちが近年懸念していたこと・・・それは「移転ありき」ではない「施設の老朽化問題」、ただそれだけだったのではないかと思うのです。

食の安全が第一なのは当然であるにもかかわらず、少しでも不安がある土壌の豊洲が立地に適さないのはあきらかだったはずです。
移転せずに今の築地で段階的にリフォームしてリニューアルさせる、それができるのなら一番よい策ではないかと思ってしまいます。

新市場の使い勝手の悪さも指摘されているようです。
お役人と建設関係者が考えた一見効率よさそうな箱物をさっさと作って、そこで「さあ来月からはここで仕事してください」と言われてもあまりに乱暴な話です。


仮に土壌問題を解決させた新しい施設であっても、リフォームしてリニューアルさせた施設であっても、80年にもなる築地市場で長年そこで働いてきた人たちが工夫してきたいくつもの知恵が何よりもいかされたものでなければならないと考えるのです。


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2016年09月08日

灯台趣味の店

灯台に関する書籍やグッズがたくさんあると聞いていた江ノ島にある専門店「ライトハウス・キーパー」へ出かけてきました。

様々な灯台のある風景写真というのもたいへん興味深く「世界の灯台の写真集」をお目当てに台風と台風の合間を走り抜けるようにプラッと自転車さんぽです。

人が灯台に惹かれるのは船が暗闇の航路の中で灯台の光を道しるべにするさまを人は自分になぞらえ、自分自身の歩む方向が正しいかどうか、人生の「道しるべ」を灯台の姿に見るような、自分を安心させる何かがあるからでしょうか。


店内は灯台関係の書籍や灯台グッズ、マリンインテリア小物でいっぱいです。
レジ前に置いてあるずっと読んでみたかったフリー冊子の「灯台どうだい?」をいただき、めっきり海水浴客が減った砂浜で海風を受けながらしばらく冊子を読んでいました。

どうやら国内にもすばらしい灯台風景が見られる場所がたくさんありそうです。
近場で私が好きな灯台は房総半島の州埼灯台、三浦半島の剣埼灯台、伊豆半島の石廊埼灯台ですが知多半島の野間埼灯台もこんどはぜひ訪れたいところです。

そんな見知らぬ風景を求めて日本各地の灯台巡りもしてみたいと輝く大海原を見ながら思いました。


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2016年09月04日

フォールディング・カヤックのこと

小さい頃から自転車からオートバイ、自動車、鉄道、そして船、飛行機まで乗り物なら何でも好きだった私ですが、今思い返すと年齢が上がるとともに乗り物への興味も変わってきました。

慢性的な道路の渋滞、クーラーの熱を放出し続けるクルマ、ひどくなるばかりの環境を考えてももう動力つきの乗り物を個人で楽しむ時代は終わったようにも思え、最近はだんだん興味が薄れてきてしまっていました。

今、私の心をしっかり掴んでいる乗り物は自転車ともう一つ・・・「フォールディング・カヤック」というパドルで水面をかき、アメンボのように進む小さな船、別名「ファルトボート」という組立て式の旅用カヤックです。

こんなすばらしい小船の存在を知ったのはもうかれこれ30年前のこと、当時、このファルトボートで日本中の川下りの旅をしていた野田知佑氏が書いた「日本の川を旅する」という本を読んで痛く感動してしまったからでした。

屋根裏にしまいこんでいる二人艇のタンデムファルトボート・・・早朝の神秘的な鏡のような湖面に浮かべて漂うのも最高なのですが、いつか「ヨーロッパの大河を下る旅をしてみたい」という、夢のようなことをまだ頭のどこかで考えているこのごろの私です。


写真はファルトボートに興味を持ちはじめたころ、たまたま古本屋で手作りカヤックの作り方が載っていた古い雑誌を見つけ、途中くじけそうになりながらも何とか作り上げた自作の一人乗りファルトボートです。
ラワン材や水道用塩ビパイプ、テント地など合わせて材料費は2万8千円ほど、放っておいた日もあるので完成するまで3ヶ月掛かってしまいました。



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2016年08月26日

築地場内市場散策・魚河岸中卸業者売場 その四

相次ぐ台風の通過でこのところ行けなかった築地市場でしたが
パワーみなぎる仕事人の世界が気になり先日寄ってきました。

もうすでに昼時を過ぎ、閑散としてしまった場内だったけれども・・・
目を閉じれば、喧騒と活気ある朝の中卸業者売り場の情景が浮かびあがってきます。

外へ出ると、海からの風が心地よく肌をなで、広がる大空は青く澄み切っています。
気がつけば8月ももうすぐ終わりです。
久しぶりの真夏らしい一日がとても名残惜しく思えました。

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2016年08月21日

西の空

きょうは夕焼け空に見とれていました。

重なり合い浮かぶ雲は夕焼けのオレンジ色に染まり
イタリア語で「チェレステ」と呼ばれる甘〜いなんともいえない緑がかった空色との
色彩の競演にしばし感動していたのです。

こんなすばらしい光景が見られただけでも、今日に感謝です。


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2016年08月09日

築地場内市場散策・魚河岸中卸業者売場 その三

魚河岸中卸業者さんにとって「氷」は魚介類を扱うため一番重要で無くてはならないものです。
というわけで私が数えただけでも5箇所の供給所がありました。

スケッチは円弧状の市場の入口に面した「氷販第五売場」です。
外は太陽が容赦なく照りつける炎天燃えるばかりの猛暑、私は流れてくる冷気を求めて売り場の近くでしばし休憩しながら、作業する人の役得を単純にうらやましく思いました。

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2016年07月26日

築地場内市場散策・魚河岸中卸業者売場 その二

関東地方はいったいいつ梅雨明けするのかな、と梅雨明けを心待ちしているのですが、魚河岸中卸業者売り場風景も見納め・・・過ぎて行く一日も惜しくなってきてまた築地に行ってきました。

いつもどおり魚河岸中卸売り場を縦横無尽にスタスタと早歩きでさまよいます。
しかし中卸の人たちの目線がいつも以上に柔らかいと感じるのは自意識過剰か・・・どうもいつもと違うのです。

魚河岸中卸売り場で働く人たちは濃紺のポロシャツに黒いパンツ(ズボン)という格好が多いのですが、はたと自分の姿を見て気がつきました。
その日に限ってバックも何も持たず、偶然にもすこし色褪せた濃紺のポロシャツに黒いジーンズの格好で出かけたのがまずかった!?のか、そんな私の雰囲気が築地の仕事人風に見えたのかは定かではないけれども、たしかに間違われているような、なんだかそれはそれで仕事人になったかのようなたのしい気分で散策できました。


「お魚かるた」といういろいろな魚の絵柄がたのしい昔からの築地市場お土産があると聞いていたので、帰り際に市場内の飲食街「魚がし横丁」にある書籍購買部に寄ってみました。
購買部のおじさんが言うにはずいぶん前に絶版になったそうでちょっとがっかり。

でも、おじさんのほかの観光客と話すのとはあきらかに違う口調に「もしやしておじさん勘違いしているでしょう?」と、声が出かかったのですが、おじさんとのやり取りが楽しかったのでそれをぐっと堪えて飲み込みました。


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築地 朝日新聞の築地スペシャルサイト











posted by Tai NUMAJIRI 沼尻泰 at 20:12| 散策と日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする