2015年09月21日

青春18きっぷ 庄内平野の旅 その七。

翌朝は5時ごろにはもう目が覚めていました。
風はなんだか昨夜よりひどい感じです。
列車の乗り継ぎなど予定では酒田09:02発の新庄行きを考えていたのですが、用心してその前の列車07:40発に合わせて旅館の朝食時間を早くしてもらっていました。


駅の待合室には十数名、旅行客らしき夫婦は心配そうに駅員さんに状況を聞いているようすでした。
けっきょく07:40発の列車は運休、次の09:02のが出るようなので、一安心して待つことに・・・通常どうり10分前くらいにホームに列車が入ってきました。
車内放送では連絡する羽越本線の列車も遅れているとのこと、13分遅れで出発です。
どうやらまあまあ順調だな、などとこれからの展開を想像できず、のん気なことを考えていました。

強い風を受けながらも徐行運転で余目駅までは順調に走っていた列車でしたが、余目駅ではホームからいっこうに発車する気配がありません。
なんだか風がさらに強くなってきたようです。車内放送で風が弱まるまでしばらく停車の声・・・10分くらいしてまた徐行運転開始、こんどは牛歩のような遅さでカッタン・・・コットン走っていきます。
何も障害物がない広大な庄内平野の風!!恐るべしです。
こんどは稲穂が荒れ狂う海のようにひどく波打つ田んぼのど真ん中で立ち往生。
2両編成の車体がふわりと浮くように感じるほど車体も揺れ、一歩たりとも進めない状況になってきました。
運転手は駅の運行係と連絡、何度も電話しているようすです。
かれこれ30、40分はじっと我慢の子状態だったでしょうか。その間、青く澄み切った空に浮かぶ雲たちが次から次へビューン、ビューンと新幹線並の速さで海のほうへ飛んでいくのを、あきらめの境地で眺めていました。

列車はようやく走りだし、庄内平野の入口、狩川駅までなんとかたどり着きました。次の清川駅あたりからは最上川沿いの渓谷を走るので風の影響はなくなり、最新のディーゼル列車は水を得た魚のように速度を上げて新庄めがけて突っ走りました。


そんなこんなで新庄駅に着いたのは定刻10:05着が大幅に遅れて11:30ころに、事前に調べておいた、うまく行きすぎの列車乗り継ぎ予定は無残にもコナゴナに!
それでも11:40発の山形行きにすべりこみ、なんとか12:57に山形までこられました。
さてここからがたいへんでした。
普通列車で山形から米沢を経由して福島までいく列車がありませ〜ん!に等しいくらいの本数なのです。駅員さんに聞くと、次の米沢行きは14:21発、米沢着が15:11、これはよいとして、問題は米沢では福島行きの列車が17:44発までないのです。
2時間半以上の待ちぼうけはその日の中に家に帰るには致命的でした。

気を落ち着かせて山形駅の改札を出て、ラーメン店で昼食。自腹ですがもう奥の手の新幹線を使うしかなさそうです。(仙山線で仙台に出るという手もあったか?)
新幹線つばさ山形発14:53、福島には16:04に着く、さすが新幹線、従来線のレールですがけっこう早いです。
普通列車なら米沢での待ち時間のこともあって福島着18:30着ですからだいぶ時間を稼げました。
でも、新幹線車内はとても混んでいて、自由席車両はもちろん指定席車両の通路まで立ち乗りの人が入り込むほどのギュウギュウ状態でした。

あとは、何もなかったかのように普通列車でスムーズにことが進みちょっと拍子抜け。
福島発16:28黒磯着18:33、黒磯発18:38宇都宮着19:28、宇都宮発19:30湘南新宿ライン快速逗子行き横浜着21:52、そこから私鉄・相模鉄道で海老名、なんとかその日の中に自宅に帰ってこられたのでした。
庄内平野での孤立状態を思い出し、あ〜あ、よく戻ってこられたな〜、というのが実感・・・それにしても疲れました。


ちなみに山形で新幹線に乗らず意地を通して普通列車で自宅に向かっていたとしたら、どうなっていたか・・・横浜着00:29で到底自宅帰還は無理でした。

スケッチは酒田駅のホームで見た羽越本線・普通・秋田行きのレトロな3両編成のディーゼル列車。こんどはこれに乗って日本海沿いに秋田まで足を伸ばしたいものです。


img664.jpg



  JR酒田駅ホーム 羽越本線 普通「秋田行」




posted by Tai NUMAJIRI 沼尻泰 at 13:12| 紀行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする